まだまだ、いろいろ降ってくる…はず…

 
お昼に、美術館に隣接した庭園の東屋で、サンドイッチをかじってた。パクパク…

時々、シジュウカラが、屋根のなかに入ってきて、
啼きながら、梁のところからこっちをのぞいてる。

近くを誰かが通ると、パッと飛んでくんだけど、
また戻ってきて、やっぱり啼きながら、こっちをのぞく。

もちろん、シジュウカラくんは当然、降ってはこない。

ごめんね~、マヨネーズなんか、君の身体には毒だと思う。


やがて、屋根にコンっと音がして、緑色の珠が地面にバサッと墜ちる。
オニグルミくん、ダイビングであります。

去年を思い出してみると、今年はこの樹は表年(?)らしくて、
沢山の緑色の珠が、半ば地面を隠してた。


銀杏の下を通りかかったら、カサっ、カサっと、時々音がして、
まだ薄緑のが落ちてくる。(オレンジ色に熟すはず…)
まだ早いと思うけど、自力で間引き(摘果)してるのかも?


ヤマボウシが降ってくるのを期待したけど、
わたしの散歩テリトリーの樹は、今年は実が膨らむ時、既に数が疎らだった。
多分、受粉する時期に大荒れの天候と重なったんだな。
う~ん、ひとつだけでいいので、味見したいな~(^q^)


栗も、ほとんど粃の状態で、沢山落ちてる。
これも、自力で間引いてるのかな。

と思ってたら、昨夜、いつも小ぶりの毬が墜ちてる薄暗い歩道で、
カパッと全開(=空っぽ)のが墜ちてた。
開いた内側は、白いのでよく見える。

ふ~ん、誰か中身は拾ってったのかな~と、4つに開いた毬をのぞきこんだ。
そしたら、なにやら、視野の端っこで光ってるものがある。

何だろう?しゃがみこむ。
なんか、黒っぽいや…
そ~っと近づいて、じ~っと見つめる。
そばに落ちてた小枝で、ツンツンっと突っついてみる。
固い感触で、すべすべしてるみたい…

近くにコツンと音がして、何か降ってきた。
コツン?…まん丸の青い粃の毬だったらパサ…だよね?
タワシみたいなんだから…


音のした歩道のほうを、ほとんど樹の葉で遮られてる街灯で、すかしてみる。ドキドキ…

白っぽく開いた毬のそばで、コロンと何かが動いた!
びくぅっ!やっぱり黒っぽい…
街灯の明かりを鈍く反射してる…なんなのぉ…!

正解は、よく肥えた栗の実でしたぁ…

歩道にしゃがみこむわたしを、もしも誰かが見てたら、大笑いだったかもね。
まるで、幼稚園児だったもん。