イヌサフランが咲いて…実りの秋へ…

 

昨日あたりから、あぁ、イヌサフランをみかけるようになったなと思ったが、今朝南下していった歩道には、驚くほどに沢山咲いていた。濃いピンク、淡いピンク、大振りの花、ささやかな花…もう、夏には戻るまい。

 

公園などの栗の樹は先日の荒天で、まだ実が十分でない小振りな毬が、随分と沢山墜ちていたが…枝に残った毬はまた一回り大きくなっている。まだもう少し、枝で頑張って貰わねばのぉ…

 

通りすがりの庭のブドウも、粒が大きくなり瑞々しさが増している。あの固い小さな緑色の粒が、豊かさを感じる明るい紫色になっていた。微かに甘い香りがするようだ。

 

バラもいろいろあるが、タカネバラの先の尖った朱い実(ローズヒップ)が、雨に濡れて光っている。ハマナスは、大きく柿のような比率の平たい実なのだが、どういう訳か軒並み刈り込まれてしまって、あまり見かけない。ノバラの沢山の小さな円い実も、赤くなっているだろうか。

 

通りかかった庭に、ふと懐かしい匂い…花は見当たらなかったが…何の匂いだったかと首を傾げる。剪定(?)された枝から乳白色の樹液…あぁ、イチジクの樹、そう気がつけば確かにイチジクの葉が広がっていた。