黙食ディナー…?(その4)

 

うめ爺ぃは水煮缶のほうが好きそうだから、4缶のは2パック買ってみたんだけど…

鰹は油漬だから、食べ応えあるよね…オリーブ油のは苦手かな?と、4缶パック以外を分解して並べてみせた。

 

文字通り好意に甘えて、水煮4缶と、オリーブ油漬以外のを一缶ずつ引き取る。

 

更に別のエコバッグ(多分別の店で購入…)から、ダイスのトマト缶と、豆の水煮パックを並べて、レシピを教えてくれた。

トマトと豆と身が粗く解れているツナをあわせて、最初はお玉に一杯くらいを、塩胡椒だけかマヨネーズを絡めて、そのままサラダみたいに食べて…胡瓜を入れても美味しいよ。

残りは玉葱を加えて、十分に火をとおして調味しておけば日持ちするから…カレー粉を加えて水分を飛ばして、作りおきの惣菜にしたら?あ、カレー味なら人参も入れたらいいな…

水とコンソメを足してスープにしても旨いよ!といって、またニコニコ…全く世話好きなおばさん状態だ…

確かに、このサイズのトマト缶や豆のパックだと、独りで一回に食べきるのは難しく、素材のまま冷蔵庫で保存するのも、若干不安…

 

結局は、ももたろうがサラダ風なのを作ってくれて、試食会と相成った。

 

黙食ディナー…?(その3)

 

食器を空にしてから、顔を見合せて呆然…ももたろうの顔が、げっそり窶れているのに気がついた。

身体はそれほどとも思えないが…ももたろうも気付いたらしく、慌ててマスクをしてから、けれどいつものニコニコ顔で話だした。

ここ数日、忙しすぎてまともに食べてなかったんだよ、と。それと、椅子に腰掛けて切れ切れに仮眠したから、顔はこんなだけど、足はパンパンなんだぁ。

つまりは、水分が移動したということらしい。知らなかったとはいえ、誘ったりして済まなかった…が、早い話がたんぱく質不足ではないかと…疑う。

 

まだうどんが一玉あるから、釜あげうどん風に卵で食うか?と尋ねると、嬉しそうに頷く。急いで用意すると、旨そうにペロリと平らげた。

こんなに腹が減っていたのに、あんなに重たい荷物を?…と爺ぃは絶句。

 

ももたろうはエコバッグから、次々と手品のようにツナ缶を取り出しては、嬉しそうにテーブルに並べた。おや?4缶1パックのも…あるな。

 

昼前にさぁ、通りかかったら、何か呼ばれてる気がしてさ…そしたら、いつもの一番安い時よりもう10円安くて…ほら、水煮のはプラス一缶だから、換算したら半額くらいだよ…

 

黙食ディナー…?(その2)

 

薬味は…ゴマを煎って荒く摺る…あとは、ジンジャーパウダーと粗びき胡椒でよかろう。ももたろうも、唐辛子は苦手だった筈だ。

たっぷり刻んだ葱を載せた完成画像が、ありありと湯気まで伴ってうかんできた…

 

ももたろうが凄まじい数のエコバッグをぶら下げて到着…反射的に、軽率に追加の買い物を頼んだ事を後悔する。

汗を拭きながら、爺ぃにかかわらない荷物は玄関内に置いて、必要なエコバッグだけ持ち込んでくれた。ありがとう。

 

ストックの油漬のツナ缶とスライスした玉葱に、スライサーで千切りにした人参を次々と小丼に放り込み、塩胡椒とレモンジュースでササっとあえて一品作ってくれた。

爺ぃは、その間に鍋に湯をあけて、空いたまな板でうどんにのせる葱を切る。

ももたろうがうどんを茹でて丼に盛り、水煮のツナ缶と葱をのせ、爺ぃは胡麻と揉み海苔をばら蒔いて、生醤油を回しかける。広がる香り…!

 

では…!とマスクを外して いただきます!

まだ熱々のうどんに水煮ツナの汁が絡まるだけで、出汁など要らない。

一気にうどんを片付けてから、ゆっくり玉葱のサラダ(?)を楽しむ。僅かな時間で、しんなりと味が馴染んで、旨い。

 

黙食ディナー…?(その1)

 

昼少し前に、ももたろうからmail…いつものスーパーが今日限りで、3個1パックのPBのツナ缶をセールしてる、多分底値だと…必要なら今日の帰りに、もいちど寄るから、買って届けるけど…と。

要るなら、鰹のはオイル漬、鮪のは水煮だよ。色々あるから何種類か買って山分けしようか?あ、玉うどんもセールだけど要る?他に届けるものあるかい?…

 

何だか、いい意味でのお節介なおばさんのようだな…と、吹き出しながら、まずは台所で魚関連の缶詰をチェックする。

ツナ缶は報せてきたサイズの油漬と水煮が1缶ずつ…防災月間の9月でもあるし、これを消費して、山分けするのと入れ換えるかな…

 

あぁ…と思い立って、冷蔵庫もチェック…卵と葱がないので頼むことにする。

ふと、玉うどんがセールだとのことなので、そのまま部屋に戻るなら爺ぃのところで、温かいぶっかけうどんで、黙食の夕飯を一緒に食べようと提案して、mailを返す。

 

実は到来物の小さいサイズの生醤油があって、何かの折りに開封して使いきりたい…と思案していたところだった。

取り敢えず、湯沸しポットに目一杯の水を注いだ。既にこの街は、朝夕には肌寒い程になっている。

 

今年初(?)の塩飴購入…十五夜が近いな…

 

先日スーパーのワゴンに、大袋の塩飴… 150円。半額を大きくきっている上に、徳用サイズなので有難く購入。

傷むものではなく、もう一袋…と思うが何せ重くて断念。再び遭遇することは叶わなかった…

塩の他に少量の白醤油を使っていて、口に含むと旨い。あぁ…とこんな時に、醤油のアミノ酸の存在を感じる。

メーカーは、グリーン豆のあの製菓会社。

 

ここの大規模スーパーは、地域の中核なのか、時々見切り品をとんでもなく安く売る。

賞味期限だけではなくて、地域内の同じ系列店で、在庫を抱えたくない商品をここに集めて、放出するのか?と思う程だ。

昨年は、確かPBの塩飴をやはりこの時期に半額でワゴンで売っていた。まぁ、コロナで外出が減り、塩飴の需要が減った事もあるか。

 

日々の食品を扱うスーパーでは、直近の月見と彼岸の商品が、特設コーナーの主役…今年は十五夜と彼岸が近い。

昨晩はすっかり陽の短くなった南の空で、然して高くない位置に明るい半月を望む事ができた。

深夜に近い帰宅途中には、西南西の空に、大きなオレンジ色の半月が墜ちていった。

 

カルディでは既に、入り口付近がハロウィンづくめになっているなぁ…

 

書店で、雨宿り…

 

ショッピングモールの小規模の書店の前を通りすぎて、外へ出ようとしたが、水滴をポタポタ落とす傘を持った人が数人入ってきた。

朝の予報通りに、急な雷雨のようだ…ふっと、書店奥の棚から何かに手招きされて、まるるんの如くにふらふらと吸い込まれる。

この規模では、扱っている文庫本は最近のものが主体だが…文庫でもこの棚の辺りは、暫くご無沙汰していた。

 

岩波から 華厳経入法界品 が、全三分冊の上中まで出ている。三遊亭圓生のコレクションが数巻と、きたやまおさむの コブのない駱駝 が岩波現代からでていて、各々数ページ目を走らせてみる…

ちくまからは、杉浦日向子のエッセイ集…と読みたいものばかりだが…暫くは購入もお預けだ。

まるるんなら地団駄踏むだろうなぁ、と想像する。

 

あぁ、雨はあがったようだ。

 

若い頃の田村正和と似ていたのは…

 

田村正和の訃報が駆け巡った時、若い頃の彼の写真をみて あぁ、似ている…誰だったか…目から鼻にかけて…よく似た芸能人(?)… と頚を傾げた。

程なく、偶然にもラジオからタイガースの 花の首飾り(平仮名だったか?)が流れて、あぁトッポ(加橋かつみ)だ…と気がつく。

 

爺ぃの目の問題か?と、ももたろうに確かめさせてみた。確かに似てるかも…と受話器の向こうで頷いている様子。

 

タイガースを脱退後に、アニメーションの ニルスの不思議な旅 のテーマ曲を歌ったのを聴いた。声の質は美しいままだったが、音程が揺れてしまって心地よく聴けない。

 

近年のタイガース再結成(?)コンサートの録音(画?)も、リードボーカルの時はかなり音程が揺れたが、ジュリーのボーカルのコーラスは、全く揺れのない綺麗な声だった。

或いは、あのコーラスはサリー(現:岸部一徳)だったのか…タイガース現役の頃のサリーは、一番高い声も一番低い声も出せたと記憶している。

 

伊勢正三杉田二郎も、年々音程が揺れてきて…爺ぃが若い頃の曲しか聴かなくなってしまった。

テクニカルな問題以前に、腹筋と背筋と頚等の衰えで、支えきれなくなるのだろうか…