白いゲレンデ、復活。

 

昨晩夢うつつに雨の音を聴いたのは、多分…丑三つ時くらいだったか…

最近は深夜、日付が変わる前から、外を歩いていればわかる程度に降り始め、真夜中に数時間雨音が聴こえる程に降る日がある。

秋が深まって冬に向かう雨のパターンだ。布団にくるまっている大半の人々には、有難い降り方だが…深夜に道路で工事中の人々には辛い雨だろう。

 

西に向かって歩く。まるるんが あの山の上には、おっきな龍さんがいるんだって! と云っていた山頂からのゲレンデが、白く幅広く見えていた。

一時、気温がグンと下がった雨の翌日に見えていたが、朝の冷え込みが緩んでからは消えていた。

 

今は彩葉が完全に墜ちたので、スケルトンになった樹の向こうに積もる雪も見えている。

白いクリームの上に、削って針状になった沢山のチョコレートの風情…おっと、ももたろうの食欲を刺激してしまったか…すまん!

 

昨晩は、ちょうど半月でやや暗く、シャープに見えていた。南南東の空、近くで輝いていたのは木星土星だったか…

その時刻に西南の空で、ギラギラといってよい程にパワフルに輝いていたのは…やはり宵の明星、金星だろう。

 

静かな一日だった。