本日も、ご優待に与る?(その2)

 

今朝は一旦起きたが、寒さで震え上がり、ポットの湯が沸くまで等と寝床に戻ってすっかり眠り込んでしまった。

周章てて身支度をし、確か午後からは天気は回復の予報…昼飯代わりのパンを頬張る。防寒だけは万全に、軽量の折畳傘を掴んで出かけた。

 

青空がかなりのぞいていたが、風が強く耳が痛い程で、フードを被ってしのぐ。随分歩いてから、今日の予定は中止になりましたと連絡が…

溜め息をつくと同時に、さぁっと雨が降りだし、傘を広げても径が小さく袖にかかってくる。リュックにも何か対策を…と、公園の四阿屋へと避難。ポリ袋を被せて風呂敷で覆っているうちに小降りになり、歩きだすと程なく止んだ。

 

さて、予定ではこのまま南下するはずだったが…用件が済んだ後でのぞいてみるつもりだった、オシドリ池の大学のイチョウ並木を偵察に行くか…

陽が強く射してきて、反対の東北の空を眺めたが、残念…虹はなかった。あれだけ降ったのに…と西に向かって歩きだすと、ねぇ、見たい? と先日の声が聴こえた気がした。

辺りの雲をさっと眺めても、それとわかる程の形は見当たらない。子供のような響きだ。あぁ、暫く見てないからね…そう頷く。