本日も、ご優待に与る?(その3)

 

イチョウ並木に向かう途中に、まるるんの好きな狛犬の神社の前を通る。鳥居の外から一礼でご挨拶…

あぁ、今日は辰の日、あの子供のような声は龍さんか?と、突然思い至る。

もしかしたら、只今絶讚修行中(!)の新人さんで、或いは親龍の監督下で実習の日々なのかもしれぬ。思わず笑みがこぼれた。

 

イチョウ並木は来週辺りが見頃か…ただ、並木の突き当たり、工学部のイチョウは既に黄葉している。冷たい雨があがって、カラの仲間やヒヨドリが甲高く啼いていた。

 

台風こそ来なかったが、オリンピック、パラリンピック期の高温と乾燥、その狭間の低温。この街では、少雨が続いた合間に風を伴った強い雨で、特に樹木には辛い夏だった。

更にここに来て、凄まじい低温と強風にみまわれ、美しい黄葉、紅葉を望むのは難しい。

それでもメインストリートの南の突き当たり、ハウチワカエデは深紅に紅葉できそうだ。

 

イチョウ並木からオシドリ池を巡ったところで、またサァっと降りだす。

メインストリートを下るか、せせらぎを辿るか、考えていると…違うよ、こっちだってば! と花木園の方に引っ張られる。大粒ではないが、雨はどんどん降ってきた。