本日も、ご優待に与る?(その4)

 

このままでは、濡れ鼠…と、手近な理学部の軒先(玄関ドアまでスペースが広い)に避難して、雨宿りさせて貰う。

守衛さんに注意されるかとも思ったが、IDカードがなければドアは通過できないはず…走り込んで傘を畳み、端によって雨宿りを強調。

クルリと振り返って傘の水滴を払いながら、何気なく北東の空を見あげて…(; ̄Д ̄)

見事な虹だった。主虹が美しく弧を描いているのを確認、上に視線を滑らすと副虹も見える。

主虹の一番高い辺りは背後にグレーの雲が広がっていて、これが続くラッキーを助けてくれた。その辺りにいつの間にか過剰虹が1セット現れ、少し間をおいてもう1セット…!

 

通りかかった旅行者らしい二人には、歓んで眺めて貰えたが…雨の中を東に向かう人には、高い建物や木立や傘で見えない。

虹は見る間に掻き消えていってしまった。嬉しさ半分、呆然半分の、数分に満たないショータイムに招かれたのは…光栄なことだ。

 

農学部のメインストリート(!)を南下しながら、細長い雲の向こうから伸びる、見事な上向きの 天使の梯子 と優しい色合いの 彩雲 をデザートにいただく。

やったぁ!できたぁっ!と聴こえたのは、きっと…