なごり雪まであと何回降るのか…

 

昼に外へ出ようとしたら、ガラスのドアの外は雪がかなり舞っていた。今日は背負ったリュックを濡らしたくなかったので、雨具(ザックカバーと傘)を取りに戻る。

気温の高い時の、比較的大きな雪がふわりふわりと舞っている。10分ばかりでやむと、遠くには青空ものぞくが、またしばらくすると、今度は融けてまた固まったような粒雪が、降ったりやんだり…の繰り返し。

傘の開閉を繰り返して、待ち合わせのアクアリウム(天井も、2方向の壁もガラス張り)に辿り着く。ベンチに重いリュックをおろし、やれやれと座り込んだ。

明るかった空も薄鼠色の雲に覆われて、いつの間にかガラスが白く見えるのに気がついた。外の気温が更に下がって、結露して曇ったとばかり思ったが、暫くして細かい雪がひっきりなしに、落ちているのだと気がつく。

やがて、ガラスが庇状に斜めになっている部分には、下部に雪が積もりだした。この調子だと、歩いてきたアスファルトが露出した歩道も、また白い歩道になっているか…

顎を撫でてそう考えていると、キャリーをゴロゴロいわせて荷受け人(!)がやってきて、また降ってきやがったと嘆く。

なごり雪を見るまでに、あと何回降るか…