わきまえのない政府…当事者は恥ずかしいとも思っていないらしい…、そのこと自体、私達のほうが恥ずかしい

 
最高裁長官に、
立憲主義をわきまえない」と指摘された政府。


自衛隊員の身の安全の確保、というけれど、
そもそも、「自衛」という役割を負っているのに、
銃火器が必要(と主張している)な、そういうところに行かせ、
身を護らなければならない任務につかせるのが、そもそもどうかしている。

もちろん、名称をすげ替える必要はさらさらない。
「自衛」だけを、任務としてほしい。

災害救助で人力を必要とする地域へなら、
海外に応援に行って貰えるのも、大賛成だ。

そこに必要なのは、銃火器ではなくて、重機やもっと繊細な作業のできるシャベルだし、
運ぶのは物を破壊し人を殺す、弾薬ではなくて、
現地の人達が当座の状況を凌ぐ、テントや食料や医薬品、
その先の生活の基盤となる、ライフラインを復旧するための資材だ。
そして、その任務を遂行する隊員の健康を確保するための、諸々の荷物も、もちろん必要だ。

それらを携えて、行って貰える事自体、本当にありがたい。
そういう事になら、税金を使って頂いてもなんら異存はない。

しかし軍事のために、使う予算など真っ平御免だ。


日本の企業が、またおおっぴらに戦器に手を染めようとしている。
死の商人」にと成り下がった商社によって、日本の経済を幾ばくかでも盛り返そうとしているとすれば、
そんな繁栄には、Noをはっきり言おう。

恥ずべき所業を放っておくのは、これまた恥ずかしい事だと思う。

そんな、「ひとつまみ」(一握りにも満たない)の奴らと、今の政府が一緒に突っ走るのを、
多分、いわゆるご先祖さまたちはとても悲しんで、ひどく嘆いているのではないか。

特に、ほんの1世紀にも満たない過去に亡くなっていった、
あの沢山の人達は、憤っているだろう。

「結局、俺たちはただの犬死にかよ…
今は、ただ言葉だけを並べて、弔ったふりをしているだけだ。
どうぞ安らかに、と口では言っておきながら、
あんたたちが、俺たちの心を安堵から引き離してる、張本人じゃないか!」

「何にも学んでくれてないじゃないの。
私達の苦しみも、悲しみも、全然わかってない。
いいえ、せっかく今まで進んで来た道を、愚かにも後戻りさせてるわ!
酷い人達は、何時の世にもいるのね。
死んでしまった私達までも失望させるなんて、本当に酷いわ!」


折しもの桜島の噴火は、決して地域の方たちへの憤りではないと感じている。

数々の愚かさを露呈しているにも関わらず、
それらを恥ずかしいとも思っていない奴らへの、
複数のイエローカードだ。

レッドカードを示されても、まだわからないかもしれない。
シカトするだろう。
ただ、そのカードの結果をひっかぶるのは、日本国民だ。

それなのに、あの人たちは「誠に遺憾」の一言で、すまされるとしか思っていない。

そんな人たちが、今後の「意欲」などと口にするとき、
国民は一体どんな顔をして聴けるだろう。

もはや、雑音以下、迷惑な騒音でしかない。
いや、「聴くも耳の穢れ」とはこのことをいうのだろうか。