憲法は官がまもるもの、法律は民がまもるもの、なんだって知ってた?

 
昨夜(正確には、今日なんだけど…)、トロトロ眠りに落ちながら、ラジオを聞き流してたら…

知ってた?
一般ピープルのわたしは、知らんかった。

そもそも、まだ軟らかい御魂の小学生のころ、教え込まれたのは、
日本国民は憲法を尊守しなければならない、ということだった。

眠気に勝てず途中で眠ってしまったのだけど、
今日目が覚めてから、うう~んと唸ってしまったよ。


勿論、憲法各条の解釈にはさまざまな意見がある。
だけどこの話は、もっと根幹のこと。


法律は、官が民に尊守を要求するもの。
憲法は、民が官に尊守を要求するもの。

なんて明快。わかりやすいよね?


すると、先日の強行採決は、その対象が憲法に関わることで、
むしろ、政府与党がやるなんて、言語道断だよね。
憲法は官が尊守するものであれば、彼らのやったことは、甚だしい越権行為だし、
これこそ、民意に問う以外に改変する事は、許されないことだと思う。


ちゃんと全部放送を聴けなくて、残念でした。



戦争は所詮、官が民意を先導してしている。
先導されてしまう民にも、責任がある、はっきり No をいわなければ。

ただ、 No をいう民の身に官が危害を加えないこと、
これが守れない官には、日本国憲法に則って退任してもらうのが筋ですね。


そう遠くない過去にあった、戦争。
負けたから失ったんじゃない。
勝とうが負けようが、国民が得るものなんて虚構にすぎない。
一握りの官と、一摘まみの民が、勝った時に辛うじて得るものがあるのが戦争。


災害の時にわたしたちのために身を挺して活動してくれている、
自衛隊の隊員の皆さんを、何を好んで危険な場所に放り込むの。



あの壮絶な東日本大震災の時だって、
暴動や略奪が頻発しないのに、他国から感心されたはず。

政府の対応が後手に廻ってばかりのあの状態で、
民の立場で、自分たちのできる範囲で、精一杯頑張ったひとりひとりの人達。


民の力を見損なってはいけません。
見損なった官の末路は、自滅です。しましたね。



以前、天皇の即位の儀式のひとつに、こんな部分があったと聞いたことがある。

数種の印を伝授されたあと、
心得として、全て民を甲羅に載せた親亀の心持ちで、と。

民を統べるのではなく、全ての民を支えていく立場なのだと。

味わいたい話ですね。