文庫本のカバーの動物に、呼ばれた。

 
最近は、目の疲れが激しいので、立ち読みも厳選(?)する事に。

代わりに、文庫本は帯より、クリっとひっくり返して、そこを読む。

結構、面白いし、なんか御神籤みたいに、スパッと切れ味よい文章に出会う。

ハッとする事、肯定されてホッとする事、ほんの一部のたった50文字に涙ぐむ事もある。


その本は、きれいな絵のカバーで、いつも目がとまるし、ふんわり浮かび上がって見えている。
でも、不思議に手にとってパラパラする気にならないでいた。

先日、すっと平積みに手が延びた。「かたづの」…
描かれたかたづのと、完全にピッタリと目が合ったから、迷わず手にして、裏を返す。

そして、涙が落ちそうな、高尚な真実がスパンと書かれていた。


戦でいちばんたいせつなのは、やらないこと、と。


彼女は機知を働かせて、それを達成していくらしい。

民たちにも迷惑な戦をやらないために、最大限の頭脳戦をする。

武器を見せびらかせ、軍事力を見せつけることでしか、戦争の回避はできないと唱え、
防衛には、武器の購入が必須だとしか考えられない、
日本を含む世界中の愚か者たちに、しっかり読んで欲しいものだ。