「破地獄偈」の夢のこと・・・その3

 
ここまで読んでくださった方は、
祖霊の皆さんに、お盆で娑婆に数日戻ったお土産に、教えてあげてください。

もし、ずっと地獄にとどまっているままで、なんて不幸なんだと思っているのならば、
それは「あなたの心」が地獄モードのままなんですよ。
さ、そこを切り替えて、地獄と思っているその場所を離れることなく、極楽に行きましょう。
極楽は無理でも、霊の存在するべき普通の場所にいけますよ。


阿弥陀さんは、「一人もこぼさず、極楽に迎えたい」と請願を立ててるんですよ。
お地蔵さんは、「だあれも、地獄になんかのこしたくない」と年中無休で、巡回してるんですよ。
ただひとり、地獄に残ろうとさせてるのは、「あなたの心」なんですよ。
他には、なにもないんですよ。あなた自身が「心」を転じてくださいね。


 若人欲求知 三世一切佛 應當如是觀 心造諸如來




さて、じゃあ、お地蔵さんの願いがやっと叶って、地獄の亡者人口(?)が0になったら・・・?
ま、まさか「鬼」さんたちから、苦情の署名が集まる??

うっふっふ~、大丈夫ですよね~、お地蔵さん!!
「地獄」は、地獄モードの「心」が住むところです。
お地蔵さんの願いが叶ったとたん、「地獄」はなくなっちゃいます。
地獄モードの「心」が、「地獄」をつくりだしてたのですね~。


だけど、じゃあ、今まで嫌われ役を務めていた「鬼」さんたちが一挙にリストラ??
うっふっふ~、大丈夫ですよね~、「鬼」さんたち!!
実は、「鬼」さんっていうのも、「心」が、良心の呵責が見せていた幻影なんですね。
時として、幻影に怯え苦しんでいた「心」が「鬼」と見ていたのは、
見かねて手を差し伸べた「仏」を、誤解(曲解)していたのかもしれません。



さ、よい方向、正しい方向に心を転じましょうか。
「幸・不幸」を決めるのは、一人一人の「心」なんですよ。


 
地獄亡者人口を0にして、お地蔵さんにロングバケーションを楽しんでほしいなあ。
あ、そうだ、0になったら、お地蔵さんは菩薩さんを卒業して、如来さんになるんだったっけ。

そう、お地蔵さんって、如来さんになるレベルに達してるんだけど、
地獄亡者人口を0にするまで、菩薩で頑張ります!!って、文字通り頑張ってるんですよ!!

はい! そこで帰り仕度している地獄モードのあなた!! 
きっと、お地蔵さんにお世話になったことあるでしょう?
何とかお礼をしたいなと思ってるなら、あなたが「破地獄」することが、何よりの方法なんですよ。
阿弥陀さんも、お地蔵さんも、あなたも、皆がうれしいという、素晴らしい方法なんですよ。