父親の声で まこと とすると、まるるんを指している…

 

以前にも書いた気がするけど、父親はまるるんを、まこ と呼ぶことがあった。

その場にいる対象の都合上、どうしても名前で(つまり、明らかに私にだけ)話しかけたり、指定しなければならない時、ということ。

普通はそんな呼び掛けを頭につけなくたって、あ、自分に話しかけてるんだ位わかる。…のが父親との間では普通で、少なくとも死に別れるまでは何の疑問にも思わなかった。

 

で、私を指定して一緒に行動する時 まこと… と言っていた。勿論、身内だけのシーンでの話だけど、つまり まるるんと一緒に… という意味になる。

 

因みに、母親はこの呼び方をかなり嫌がっていて、或いは父親の以前お付き合いしていた、女性の愛称だったかと両親が故人になってから勘ぐったりしたけど…不明だ…

ただ、私の名前を決めてくれたのは、父親をとても可愛がってくれた父親の叔父さん。子供のない夫妻で、私の祖父母が既に故人だったので、是非にとお願いしたと…

 

遠回りになってしまったけれど、神さま仏さまと一緒に、自分も見守っているよ。一番にお前を守ってやりたい…寂しがってはいないようだが、自分は まこ といるよ、父親はそう言いたいのかな?