今日のうちにここに来てごらん、神さまにそう呼ばれた?(その4)

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奥社に上がってゆく時に潜る赤い鳥居は、笠木(上の横木)のすぐ下で折れて落ちている。

細い参道の華奢な、明るい紅色の鳥居は痛々しいけれど、でもみすぼらしさは微塵もなくて、寧ろ端正に毅然としている。

あぁ、本当にこの海に突き出ていく岬そのものが、奥社が造られた遥か昔からのご神体なんだ…と、ひとり頷く。

 

坂道を上りきると、簡素な奥社は、数段ながら鉄梯子を登っておまいりするようになっている。

このスペースには、石をくりぬいたお手水(ボウフラが…)、上りきって休憩できるような、でも見ようによってはストーンサークルみたいにも見える、切り株状の陶製(?)の腰掛けが並んでいた。その中心には、同じ素材で柴犬みたいなコ。うんうん、番犬してくれてるのね、ありがとうね。おもわず撫で撫で…

 

そして、摂社のお稲荷さんを祀った小さな小さなお社。あと白龍さんの摂社が…あ、まだなのか…でも何方か…奥社とお稲荷さんの間に、白龍さんの姿を土に白石を埋め込み描いてありました。

思わず、わぁい!白龍さんだっ!こんにちは〜!と嬉しくてニコニコが止まらない。

 

コンビニで買ったミネラルウォーターで、お手水を済ませる。