Aroma: 香りにハイパーセンシティブ?

好きな色は藍色というか、ロイヤルブルーというか、
青に僅かに赤が混じっている。
どっちかといえば、紫が混じっているというほうが正しいか。

で、カラーセラピーでおなじみの、泉智子さんの本を読んでたら、
ハイパーセンシティブになりたい人には、お勧めの色なんだって。

うううううん。
私はすでに、いろんなところでハイパーセンシティブかもしれない。

アロマには、非常に興味を持っているし、勉強もした。
だけど、嫌いな匂いには異常に敏感で、後ずさってしまったりする。
ローズっぽい香りでも、シトロネロール系の匂いがだめで、
特にゼラニウムなんかは、そのうち頭痛がしてくる。
逆にぜんぜん含まれていない、ローズウッドなんかは大好きだったりする。
(ニセもの好きと軽蔑されたが…)

しかし!シトロネロールって、虫除けじゃん。
虫が嫌う匂いなんだから、嫌いな人間がいたっていいと思うんだけどな。

イランイランもいやだあああああ。

スパイス系は好きかな。あとは、木質の部分から採取した香りだな。
ま、なんといっても一番すきなのは、乳香ですね。
フランキンセンス、香りの王(フランク・インセンス)ですから。


視力は良くないけど、50メートル先の沈丁花に気がついたり、
夜道で花の香りに呼び止められることも、しばしば。

蝋梅(ろうばい)ってしってますか?
早春に、生ぬるくなってきたような、まだ冷たいようなそんな空気のなか、
帰宅途中で、毎年呼び止めてもらった時期がありました。

もうひとつは、ハマナス
まだ雪の降ってる確定申告の時期に、いったん出張先から戻って、
また出かけていくときに、雪をかぶった枝にため息交じりにつぶやいた、です。
あんたの咲くころには、戻ってきたいもんだわね。駅の近くのハマナスにね。

初夏に、忙しくてボロボロ状態で戻ってきて、かばんを引きずりつつ駅から出た夜道で、
誰かが呼び止めたみたいで、足を止めたんですよ。
あたりに人はいないしね。あーあ?幻覚か?疲れてるよなー…とため息ついたら…
次に吸った空気が、ハマナスの香り。
あっと振り返ったら、咲いてましたよ。おかえりなさい…とねぎらうようにね。
夜道をいいことに、涙ポロポロこぼしながら、歩きました。
もちろん、ハマナスには、呼び止めてくれたお礼を言いましたよ。

ハマナスは、古いタイプのバラの仲間なんです。
はなびらは一重だし、決してゴージャスな感じはしませんが、やさしい香りですよ。
お菓子につかったらおいしそうな、軽く甘い香りかな。

ああ、まだ半年先か…、ふう、お仕事お仕事…