オガサワラサンゴ絶滅

 
一気に気持ちが暗くなるNEWSだった。

先日から、繰り返し読んでる熊楠の星の時間…
その最終章が、海辺の森のバロック、としてサンゴ礁について書かれている。

サンゴ礁の華厳モデル、として、その結びといえる部分に澄観の四法界、
その四番目の法界、事々無礙法界を改めて紹介。

曼荼羅として、多様な生物が集まってくるサンゴ礁

それを破壊すること、それを絶滅に追い込むこと…
そこに罪という字はなかったけれど…


それは人間が裁く罪などという生易しいものではなく、
地球規模の、ひいてはこの地球を破滅に向かわせる、とんでもない発端の罪を、
特定の国の利益という「正当な理由」とこじつけて、
この一瞬にも強引に実行している。

そのほんの短い将来の利益だけしか、彼らは見ようとしない。
そのそら恐ろしい、取り返しのつかない結末から、彼らは目を背けている。

その恐ろしい結末は、しかし彼らだけに降りかかる訳ではない。
宇宙船地球号の乗員、ありとあらゆる命がその災難に見舞われる。


なんと愚かしいことを、彼らはしているのか、
どうぞ、本当の理性(りしょう)に、自身で、一刻も早く目覚めることができますように。