初詣に…(その1)

 
気温は平年並みとのことだったけど、過酷な寒さではない。

出かけるのが遅くなってしまったけれど、西に向かって歩いてる間にずっと、
南西に少し低くなった太陽の近くに、ちょうど彩雲がしきりとみえては消えていった。
うふふ、わたしにとってはお年玉だね。
ありがとうございます!


街はここ数年、外国からの観光客(特に中韓)のかたたちでいっぱい。

広東語と北京語の差異は全くわからない。
兎に角なんかかなり攻撃的な口調に聴こえることがあって、
たじろぐこともしばしば、そっとそばを離れる。
もちろん、全ての方がそうという訳ではない。

一方、ハングル語は日本語と蒙古語(っていう言い方でいいんだろうか…)を含むウラルアルタイ語族で、
日本語でいう、「てにをは」で繋いで話すので、総じて何だかゆったり聴こえる。

元旦から初売りをしているところも多くて、紙袋を沢山下げている人たちが行き交う。


さて、冬至からたった十日ばかりだけど、確実に陽が伸びてる。
正面の鳥居を潜った時にはまだかなり明るい。(何せ、冬至のころは16時で暗くなり始める)
渋滞する事もなく、手水舎までは難なくたどり着いた。

最近、正しい参拝の手順を気にする人が増えたのか、手水舎を使う人で渋滞してる。
(何年か前までは、お手水使う人は、参道の手水舎側に並ぶ決まりで、ほとんどの人はスルー)
それでも、割り込む人もほとんどなく、時に左手だ右手だと争う声がするけど、
まぁ皆さん、ゆるゆると済ませて手水舎を離れる…

けど、その後にギョっとする光景を見て立ち竦む。
手の格好が、ゾンビか幽霊…そういう人が結構いる。原因は、ハンカチを持ってないから。
女子高生のご一行様は、たった1人が持ってたハンカチに群がってた。

この極寒期、お手水(てみず)つかうのにハンカチ持ってこないなんて、いい度胸だなぁ。
わたしだっら、1分で霜焼けだぁ!

わたしは、パワーストーンも水を注いで浄化するので、冬はハンカチの他にハンドタオル必須。


例年どおり、本殿の石段の下にお賽銭の場所が、白布を敷いて広くとってある。
これまた例年どおり、わたしの定位置、
神さまに向かって左端(正面から大きく外れる)にトコトコむかう。

ところが、例年どおりでなかったのが、この空いてる傾向にあるスポットに誘導するアナウンス担当。女性なんです!

押し付けがましくない調子で、左側が比較的空いてることを伝えた上、
ここからだと、お賽銭を投げ入れるエリアがどれだけ広くとってあるか見ることができますので、
もしよろしければご利用下さいと。

え?そういう誘い掛けってあり?考えてもみなかったよ~
確かに、一番前(柵ギリギリ)まで進んでいけるからね。
(正面だと、ある程度近づいて前の人の頭上を越えて投げる人もいるわけだから…)

そして、足元がアイスバーンになっているので、お気をつけ下さい、というも、
なんと言うか、声を枯らして叫んでるっていう騒々しさもなく、暖かく心がこもってる。
なんか、騒々しいアナウンスでなくてよかったです。