単なる偶然…じゃないよね…

 
歩いている途中、「G線上のアリア」が流れてきて、
何故だか急に、心が洗われたような気が…
次の瞬間、重なった雲の間から太陽がのぞいて、
くっきり影がおちるほど強く耀いて、わたしを包んで、程なくまた隠れた。

まるで、洗濯物をカラリと乾かすみたいだった。


神社まで、だいぶ近くまでたどり着いた。
ほんの10分くらいの間、急に雪がかなり舞ってきた。
気温はプラスなので、わ~濡れちゃうかな~?と。
だけど、あ?龍さん…なの?って思った瞬間、すぃっと小降りになって程なくやんだ。


手水舎で手を拭いて、手提げを持ったとたんに、
また雲が切れて、太陽が強く光を投げてきた。
手水舎を離れると、今度はそんなに雲が沢山あるわけではなくて、
薄い雲が、太陽より上を通りすぎるところ…

おぉッ?…これは…たぶん…ワクワク…♪
やったぁ!拝殿の真上辺りに、きれいな彩雲が…

僅かな間だったけど、その彩りが消えるまで、
刻々と変わる色彩を、ゆったりと楽しんだ。


足元が危なくない程度に、空を見上げてみてはいかがですか?

え?あんたは見上げ過ぎ?
は、はい、確かに…