燕麦(オーツ)、米、大麦…
オートミールがブームになって久しい…少し大きい本屋には、5種類の本が平積みになっているし、小さい本屋でも数種類が棚にさしてある。
電子レンジで作るのが主流だが、ヨーグルトを利用して冷蔵庫で時間をかけて作る方法もある。
そもそもシリアルとして、加熱(火を通す)して軟らかくして、それをロールして再度乾燥させたものだ。冷たい牛乳をかけて、必要ならば調味して、食べられる…
日本にも兵糧として 糒(ほしいい=米を飯にしてから干したもの)があった。
最悪のケースでは、これを硬いまま、ぽりぽり食べるしかなかった。何だか歯が傷みそうだ。
水があり、移動中でなければ、何とかほとばして(水で戻して…)食べる。湯が沸かせれば、もっといい塩梅にほとばせるだろう。
鍋があれば、粥やら具だくさんの雑炊にして食べられたはずだ。
この中間の存在が、米に混ぜて炊く押し麦だ。もともと、大麦は米より火のとおりが悪いため、一緒に炊き上がるようにと加熱して押し潰した。
丸麦の状態で別に炊いて、供する時に米の飯と混ぜるという方法を、紹介した本もあったが…
はてさて…押し麦というのは、一体いつ頃からあったのだろうか。