お豆の調理のこと

 
先日、本屋さんで豆の本が並んでる、と書いた。
が、あのお店の特集だったみたい…

ポットを使った調理のことも書いたけど、
そんなにいつも、時間がないのかなぁ…という気もする。

確かに、水でもどさなくても、調理はできるけど、
でも、浸水させることのメリットもあるんだけどな。


もともと豆は種だから、そう易々と食べられたら、豆としては困るんだよね。
だから、一種の毒を持ってるわけです。
人間は、火を使って加熱することで、この毒を帳消しにして大量に食べることができてる。


でも、発芽させることでも、この毒はなくなる。
浸水させると、豆は発芽しようとして、それに必要な栄養素もつくりはじめる。

と、いうのが、ずいぶん前のモヤシのブームの時に、流布された。

浸水するだけじゃビタミンなんて増えない、と思うかもしれないけど、
種から、発芽に向かう変化って劇的だと思う。
火の通りも、格段にいい。というか、加熱しすぎはよろしくない。


むしろ、省エネの観点からいったら、浸水させた豆をその水ごと小鍋で煮立てて(100℃になればOK)、
そのお湯だけ、ポットに注いでポットを温め、また鍋に戻す(ちょっとビックリ水)

再度軽く沸騰させたら、今度は全部ポットにいれて、蓋をキュッ。
あとは、ポットさまにお任せ。

これって、お正月の黒豆の下茹でに、コンロが一口しかなくても大丈夫な工夫と教えて貰った
(多分、どこのお台所でもやってたかもしれない…)


おんなじ豆でも、こちらの方が僅かでも栄養的に優れているかもしれない。


思いたって、すぐ食べられるのも良いけど、
じっくり、だけど省エネ調理もよいのでは?