大麦の押し麦は…
不思議なもので、押し麦は一体いつ頃からあったのだろう…と記事にしたら、エレベーターを待っている時に、昔々お嬢さんだった集団(?)が話しているのに遭遇した。
爺ぃの耳は聞き耳頭巾…
押し麦が誕生したのは、明治末期だとのこと。それまでは、丸麦を別に炊いておくか、米と一緒に炊くには大麦を潰して(砕いて)いたのだと…
成程…砕いて小さくすれば、早く火がとおるわけか…別に炊いておくよりは、火が1つですむので、結構切実だったかもしれん。
そういえばオーツにも、丸麦やロールドオーツの他に、スティールカットというのがあった。
こうしてみると、押し麦は案外ロールドオーツの大麦版として誕生したのか…粥状にせず、米と粒状に炊くので、その辺りを調整したのかもしれぬ。
押し麦だけを炊くと、粒がプリプリしていて、これはこれでなかなか旨い。粒同士が纏まらないので、箸で飯を喰うようにはいかないが、それこそトロロ飯にしたり、スープの実の1つに加えてもいい。
ももたろうは、卵かけ麦ご飯が好物だったらしい。
そういえば、大麦の丸麦を茹でて、小粒のパスタに見立てた(?)サラダを馳走になったが…旨かったな。