不思議に遭遇する日々…(その4)

 

他に誰もいない屋上…両社でいただいた心地よい雰囲気で立ち去り難く、お社からは離れてしまうが、ベンチの並ぶ場所で暫くゆっくりさせて貰う。

ターミナル駅辺りに較べれば、今はまだ周囲の高層化は進行途中で、山並みが近くに連続して見える。

だが、高層化工事は着々と進んでいて、南側に見える夏の緑の山並みも遠からず、ぶつ切りにしか見えなくなりそうだ。

あぁ、そうだ…いつぞやの北西に墜ちてゆく夕陽の時のように、ちょうど今なら緑の山並みを観ることができる、早くここに観に来なさい!と呼ばれたか…

 

定期巡回か、或は防犯カメラが人影(爺ぃ)を撮したか、警備員さんが、ゆっくりとお社とベンチ近くのゴミ箱を点検していった。

屋上では風が、優しく吹き抜けていくばかり…時間があるならベンチでうとうとしたかったが…

 

そのままデパ地下まで降りて、冷やかしで申し訳なかったが和菓子売場をのぞく…やはりいい値段で並んでいる。

ショーケースに並ぶ美しい菓子を楽しく、けれど 今日は購入はしない オーラを全開にし、スタッフさんから声をかけられないようにして、眺めさせて貰った。正に目の保養だった…中には眼福クラスの菓子も…