土曜の深夜…未だに…

 

FMシアターが終わって、やがて時報、ジングルが流れて…変わらないテーマ曲が流れる。

未だに、その曲に被って 皆さ〜ん という、少し高くて明るく優しい声を、当然のように待ち受けてしまう。

 

でも、今はオオトモさんの声が流れてきて、毎週、あぁコヤマさんは亡くなったんだった…と。もう1年以上になる。別に、ジャズが好きなわけではなかった。

ただ、コヤマキヨシさんの声が、まるで魔法のように明るくて好きだった。決して流暢ではなかったけれど、決して聞き苦しいこともない、英語でのアーティストたちへのインタビューも。

妙に礼儀正し過ぎず、適度にフレンドリーで、踏み込んでもいい興味の範囲をちゃんと弁えた、本当に心地よい会話だった。

 

児山紀芳というお名前も、知ったのは亡くなってからだった。私がラジオを聴くのもしんどい時期があって、丁度その時期に休養に入られた。私がようよう戻ったら春の番組改編で、オオトモさんがコヤマさんの後を引き継ぐことになったところだった。

だから、コヤマさんが療養し亡くられたことが、どうしても、実感できないでいるのかもしれない。

 

オオトモさんにかわっても、聴き続けている。