サクラが見ごろ…

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ゴールデンウィーク後半の天気予報が、あまり思わしくない。

サクラは、昨日迄の荒天(主に強風)に翻弄されながらも、
先発で咲いた樹は、静かに花びらを散らせ始め、
風に耐えた花は、明るく花びらを広げている。

白さの勝る花は清楚に、
薄紅の勝る花は明るく溌剌と、
八重の花は静かだけれど艶やかに、
青空の下で、みんなそれぞれの魅力に充ちている。

不意に、金子みすずの詩、

みんなちがって、みんないい

と、鈴を転がすような澄んだ声が、青空から降ってきた。
少なくとも、わたしの心はそう聴きとった。


サクラは美しく、心を浮き立たせてくれるのに、
青空を背景に、その花を見上げていると、自分のすべてが清々しく浄化される気がする。


そう、わたしにとっては、サクラは心の浄化の花。

だから、大騒ぎしたり、調理する煙や匂いが立ち込める、
所謂お花見は、わたしの気持ちにはそぐわない。

夜、静かにわたしを見下ろしてくれるサクラは大好きだけど、
ライトアップされたり、辺りにアルコールの匂いや、
大声をあげる酔っぱらいが歩き回っていると、近づきたくない。


今日は一日、小鳥の声を耳で追い、沢山のサクラの花を眼で楽しんだ。
これも、わたしの三昧かな?



エンレイソウが咲いていたし、
多分、最後発のカタクリが、日陰で俯いていた。


通りかかったアトリエの、歩道に面したポールに、本を読むカエルさんが腰掛けてた。

ここのアトリエで作ったのかな?

影の加減か、僅かに腰をひねっているようにも見え、
太陽のした、健全な色気(?)を感じる。
パンっと張った太ももも、泳ぐときの滑らかなキックを思い起こさせた。