自然界は、春なのに…

 

強い風が吹きすさぶ中で、通りすがりの団地の草地に目をやると、蕗の薹が沢山顔を出していた。

先週末はおっかなびっくりという風情だった、クロッカスも元気に黄、白、紫と群れて咲いている。

ハコベも雪の下で身を地面に押し付けられていた姿のまま、それでも小さな花を太陽に負けじと開いている。

 

木の芽やら蕾やら、木々の枝も、芽吹きと蕾を膨らます気力が満々…春だ春だぁっ!と自然界は活気づいているが、我々の人間界は停滞したままだ。

 

花見のできる道を封鎖してしまう愚かさ。植物の浄化作用を忘れたか。