スパイスだって、護ってくれる!(その2)

 

乾燥した生姜の粉末、ジンジャーパウダーは手に入れやすい。

生の生姜はもし熱が高ければ、必要に応じて体温を下げる効果がある。一方乾かした乾姜は、体温を上げる効果が高いので、特に寒い間は小まめに少量採ることで冷えから身を護ることができる。生姜と乾姜は状況によっては、使い分ける必要もある。

さて、トウガラシとの違いは、反応の穏やかさと体内に留まる時間が長いこと。

トウガラシはナス科の植物(毒を含むものも多い)で刺激が強いせいもあってか、比較するとかなり速くに排出されると聞いている。

一方ショウガはなかなか排出されず、身体を何回も何回ものんびり巡るので、桁外れに多量に摂る必要もない。

慢性的な低体温が、抵抗(免疫)力の低下を招いているのは周知の事実で、ショウガの力を借りて軽く体温を上げることで免疫力を活性化する。

 

気をつけるべきは、血液の凝固が阻害されること。例えば抜歯する予定がある時には控えないと…血が止まり難くて泣く羽目に…逆にいえば、血の巡りを良くするので身体がポカポカする訳。

 

微妙だけど、気温が上がると殺菌効果が欲しいものには、ターメリック、さっぱり感にはショウガとなる。