今度は目が、まるるん化しているのに気づく…

 

爺ぃは色覚がこの頃、異常に鋭くなってきた気がしていた。普通なら加齢に従って、衰えていきそうなものだが…

 

最近、ひょんなことから色覚チェックのコンテンツを試しにやってみた。全体の3%の人にだけ識別できるレベルに、するすると辿りついてしまい…まるるん化している、と判明。

随分と以前に同じようなテストをやってみた時は、そこまで辿り着かなかった。

 

その頃もまるるんは、非常に近い色が1つだけ混じっている帯を、これっ!と正確に指差していた。

爺ぃは こいつはまさか…宇宙人か? と引いてしまったが…あぁ…いまでは差別的発言になってしまうか…

そもそも、まるるんによれば、大きなカテゴリで括ると、地球人だって宇宙人じゃん!なんだそうだ。確かにそうだな…ははは…閑話休題

 

快晴の空でも、天頂と遠く(=仰角が低い)では青が異なるのが、以前より詳細にわかる。夏枯れの叢の雀まで、明確にわかる。

クリアに像が結ばれてはいないのに、あぁ、あんなところに…と見分けられるようになってきた。

 

従って、気をとられることが増え、目は疲れる…空を見上げれば、そこは完全にピント合わせが要らないな…と苦笑した。

 

久し振りに聴いた声…

 

昨日の凄まじい降りは、短時間で勢いは普通の夕立にレベルダウンして、一時間程であがった。

ショッピングセンターから歩き出すと、遠くに花火の どん!どん! ばらばらばら… という音が聴こえてくる。

はて…今夕に花火大会などあったか?と歩いていると、音はだんだんと近づいてくる。

ははぁ、もしかしたら大きな沼のある公園あたりかもしれない…

あるいはもっと北の、海の方から聴こえてくるのか…どちらにしても、夏は去っていこうとしている。

 

移動している間はラジオの受信状態が芳しくなかったが、よく利用するスーパーに近づくあたりで急にクリアになった。ちょうどラジオドラマが始まって、冒頭で出演者の中に懐かしい人の名前を聞く。

 

この夏はコロナの影響もあり、収録も難しかったのだろう。冬と夏の特番として続いてきた クロスオーバーイレブン がなかった。昨冬も昨夏の再放送だったので無理もないが…

 

もしかしたら、昨晩の番組も以前収録の再放送だったのかもしれない。爺ぃはクロスオーバーイレブンでしか彼の声を聴いてこなかったので、音楽が流れ、彼の朗読が流れるパタンしか知らなかった。

 

あぁ、夏が往くなぁ…

 

爺ぃの、今日の御神籤…(続き)

 

本来が例大祭の日なので、いい籤が多く入っているかもしれなかったが…

 

不思議な気がした。少雨でこの街の近辺は、農作物への被害が懸念されている。この地方全体では、北側、東側、南西側と時に警報が出るほどに、この夏は雨が降ってきたのだ。

 

爺ぃのその懸念に応えるように、

照りつづく 日かげなやみし 小山田に うれしくそそぐ 夕立の雨

枯れ果てた田の苗も夕立雨に遭いて 再び生き返り秋の収穫も心配に及ばず… と解説されていた。

 

なんだ…爺ぃ個人のことというより、

大丈夫だよ、みんな安心しなさい

と諭されたのかもしれない。だとすれば、例大祭の日に相応しい、本当に有難い御神籤をひかせていただいたことになる。

 

反対側の 神の教 を眺めると、

神様の清しく正しい誠の御心

と飛び込んできた。ん?…朔日にいつもの神社でひいた御神籤を取り出してみると

明(あか)き清き誠の道を求め続ける

とあって、清き誠 が今月の爺ぃに課せられたテーマなのか…?

そういえば、燃えよ剣 がもうすぐ上映されるのだったな…と、呟いてしまった。

まぁ映画の件は偶然の一致かもしれないが、御神籤の件はどう考えても念押しのようだ…

 

爺ぃの、今日の御神籤…

 

本来ならば、昨日と今日が秋の例大祭の神社に参拝。

元々は、この神社の近くに入殖した人たちが、自分たちの藩(東北雄藩)の始祖を祀ったのが始まりとのこと。

昨年に続き祭りは中止。それでも長い商店街は、通常の土曜の午後の賑わいを見せてはいたが…びっしりと露店が並んでいる例年に較べれば、信じられないような風景だ。

飲食店の休業の貼り紙と、テナントが撤退した光景が、あれ程に活気に満ちた祭りの日の商店街を見知っているだけに、現実の厳しさを思い知らされる。

祭りの中止を告げる立看板と貼り紙の他には、例大祭の幟一本立てていない。神話の神々は赦しても、神となった藩祖二柱はやらんと決めたのだから…と、きっちり示させた(幟を立てない)のだろうか。

神門の閉門も、きっちりコロナ禍対応の16時となっていて、爺ぃも思わずご挨拶中に、携帯の時刻を確認する始末…

 

天神さまの撫で牛も、触れられないように位置が変わっていて、手をかざすように貼り紙がしてあった。奥の方からこちらを視ている大きな目が、ごめんね〜と済まなそうに見える。

 

思い立って御神籤をひくことにして、社務所に立寄った。いい籤をひかせていただいた。

 

不思議に遭遇する日々…(その7)

 

不意に思い出したのだが、大黒天の縁日の子の日に食べるものに、小豆や大豆があげられていたブログを見かけた。

例えば おはぎ …ん?うるち米ともち米を半々に、小豆あんでくるんだり、大豆きな粉をまぶしたり…完全に五穀の範疇だ。

脳裡には突然、稲荷寿司がおはぎの隣に強引(!)に登場した。おぉ、これは失礼した…油揚げも大豆の豆腐を揚げたのを、これまた大豆と米の副産物の醤油で煮しめた中に、糀による米の副産物の酢で味付けした飯を納めている…

全く五穀豊穣に相応しい供物…いやはや、この電光石火のご教示…うめ爺ぃ、感服つかまつった!が、やはりこれは…クスクス(笑い)…お狐さんだなぁ…

 

そうか…今度詣でる時は、デパ地下で稲荷寿司を調達して、お社でご挨拶する間に暫しお供えしてから、人気(ひとけ)のないベンチでお下がりをいただこうか。

と、大黒天さんのも忘れないでっ!と、脳裡に響く。おっと失敬!…お狐さんの気配りか、ネズミさんからのイエローカードか…

 

何やら楽しい気分になった。それでは、ももたろうも誘ってお詣りしてから、屋上のベンチで、ご神気をいただいた稲荷寿司とおはぎのお下がりで、黙食ランチだな。

 

不思議に遭遇する日々…(その6)

 

三人とも同じ電気メーカーで作業していて、席が近かった時期もあった。が、一緒のプロジェクトではなく、所属会社が別だったり経由会社が違ったりしている。

夢のなかで彼らと交わした言葉は月並みで、何やら静かな夢だった。音がないのではなく、静謐な(?)夢なのだ。ひどく穏やかに目覚めた時、起き上がって口をついた独り言に自分で驚いた…

あいつら、みんなもう、死んだんだな、きっと…

もう、20年から30年…こちらからも連絡もとっていない。どうしているかと思うこともない。

 

勝手にそう断定していいわけがない。ただ彼らはもういないんだと、ほぼ確信的にそう呟いていた。それきり、彼らの記憶は脳裏を過ることもなくなった。喪ったというより、浄化…整理されたような気が…

本当に、何十年振りかの静謐な目覚めだった。気持ちのあまりの静けさに、思わず 狐に摘ままれたような… と呟きそうになって苦笑。

 

お狐さんか?…そうだ、正しい情報を皆に弘めて下さい…そう願ったのだった。珍しい頼み事をする奴だなぁ、と興味を持って貰えたか…

お稲荷さんも大黒さんも本来、五穀豊穣がご利益…神使は民を正しい方向へと、導くのがお役目か…