林のベンチで、不思議な出来事…
とある土曜日、林の中にあるベンチに座って、
ブラックのボトルコーヒーなど飲みながら、
やっとこさ図書館から借りてきた本を読んでいた。
お天気は曇りだったので、お外で風に吹かれながら、気持ちよく読める。
で、以前もそのベンチに座って本を読んでいた日があるの。
そしたらね~、スリムタイプの蜂さんみたいな、
畳んだ羽が、背中で左右完全に重なってるコなんだけど、
一番後ろの脚の太もも?にオレンジのラインが輪になってる虫さんが
どっからともなくやってきて、まるるんの座ってるベンチに止まって、
カバンをおいてあるちょっと先に、落ち着いてるんだよね~
蟻さんとか、蜘蛛さんとかは、じっとしてないし、
他にも、いろんな虫さんがベンチの上に登場しては、退場するんだけど、
そのコだけは、そのあたりから立ち去らない訳です。
で、その日も、またやってきて、まるるんの近くにいるの。
まあ、可能性としては同種の別の個体の虫さんかも知れないけどね~
でもやっぱり、カバンの近くで、なんか寛いでる風情なんだよね。
あとは、いかにも蜜食系の蜂さんという感じの、
おしりが黄色で、黒の細いシマシマ模様のうんと小さいコが、
時々やってきてはホバリングしながら、ボトルコーヒーを探ってた。
結構夢中になって、読みふけってしまって、
さて帰ろうかな~、と本とお菓子とガサガサ片付け始めたら、
今度は大きい肉食系の蜂が、すっ飛んできて、まるるんはフリーズ!
そしたらね、ベンチの上で和んでたコが、突然その蜂に飛びかかって、
なんと追い払ってくれました!
体当たりしたのか、バシンバシンって凄い音がしたの~
で、また何事もなかったみたいに、ベンチに戻って、
カバンの向こうにとまってる。
まるるんは、そのコに「ありがとうね」とお礼を言って、
バイバイしました。
なんか不思議な気持ちだぁ。