オシドリのつがい(その1)

 

爺ぃの予定で明日から暫し、オシドリ池の大学への ちょっと寄り道 が難しくなりそうだ。

気になるスポットだけをひろって歩こうとしたが、大学にたどり着いてみると、意外に時間が足りない。

さて、どうしたものか…春は爆進(?)を始めている、今年はすれ違ってしまう花もありそうだ。空は白い雲が多く、急ぎ足で流れつつ、太陽とのコラボレーションの彩雲を見せてくれている。

 

気になっているのは、学生会館近くのサクラで、多分構内で最初に咲く。ここから構外に出られるので、コースの終点に決めた。

あとはオシドリ池だが、今春は池を浚う準備中で、先日ポンプでせせらぎへと水を抜いていた。浚い終わるまでは、オシドリも寄りつかないだろう。

とすれば、昔からのせせらぎの形が残って、中の島があるポイントか…と、薬用植物園の脇を通って上流のせせらぎを目指す。

 

たどり着くまでの間、その水面を眼でさらうが鳥影(?)はない。中の島の近くのベンチに腰をおろして、持参のパンを取り出し、ここで昼食にしよう、と決めた。

まだ中の島は冬の枯葉色のままだったが…ふと、そこに何か真っ白なものが一瞬見えて、消えた。何だろうと眼を凝らす。