春の花の開花に、ばらつきがあるようだ…(その3)

 

さて、今朝になると黄砂も通過して、すっきりと気持ちのいい青空となった。

一昨日には覆った雲は白いながら、その隙間にのぞく空は既に蒼かったので、既に偏西風にかなりの塵が載っていたか…

昨日は雲はあまりなかったが、本当に 蒼 をあてたくなる空の色だった。色としての蒼は、むしろ好きだが、空の色としてはあまり気分が晴れるとは思えない。

 

今朝は足元に、小さな青が群れているのに気づく。花壇の面々は、植えたままにされていたヒヤシンスのようだった。

一方、道端では多分キュウリグサではないか…陽をうけてまだ草丈が短いまま、何やら愉しげにお喋りをしている…といった風情だ。

わいわいガヤガヤ…先日のハコベもそうだったが、思わず笑みが溢れる。

 

そこに混じって、所々にわずかに黄色が輝いている。

名前を失念したが、キク科…というかタンポポの仲間で、まるで萼に締め上げられたように、ほとんど花が水平に開くことはない。

キセルの雁首に詰めた煙草のように、黄色い花弁がぎっしり詰まっている。その状態では、直径5mmにも満たないが、その黄色は明るく輝く。

 

まだ時期が満たないらしく、クロッカスは大人しかった。