春が到着したか…

 

気温が上がって、雪もずいぶん融け、高層の建物がない住宅地は、表通りも中通も路肩を除けば夏道(アスファルトが露出)になっている。

冬の間に雪に閉じ込められたゴミやら埃が、一斉に舞い上がり、乾燥注意報でも出ていようものなら、目は痒くなり、くしゃみも出る。

マスクをしているのだから、埃くらいと思うかもしれないが、隙間やら、場合によっては香りの刺激で、ハックションっ!となる。

 

全国的にも、ここ数年より更に早い春の到来が報じられているが、この街もあっというまに春になる。

降っては融け、という具合になって、真っ先に蕗の薹が開いた。最近は除雪も行き届き、路肩や空き地に積み上げられた雪も、しぶとく凍り付いているのは少なくなった。

福寿草も明るく黄色く、いや金色(こんじき)に輝いて咲いていた。

通りすがりの公園の、さして高くない樹の枝に、細かいリボンのような花…レンギョウより花びら(?)が細く、中心部に赤が見える。マンサクだった。こんなに早く咲いているのを観るのは、初めてだ。

コブシは既に、咲く気満々といった風情でスタンバイ。サクラも着々と蕾の成長に余念がなく、ウメは慎重に辺り(?)を窺っている。