7月7日、雨降り…

 

東京にいた子供の頃、何で七夕はいつも大抵雨降りなの?…梅雨のずる休みでもない限り、夜空は雲の向こうだった。

その後、暦(季節)的には月おくれの8月が相応しいと知ったし、この街でも行事としての七夕は来月…

それでも、7月7日にするのは、奇数月の月と同じ日の重陽(日本は奇数が陽になっている)の節句を重んじているから。日本の数秘術なんだろうね。

 

そして、織姫と彦星の年に一度のデートの他に、永六輔さんが先に旅立った奥さんのもとに…

その年に娘さんが、父は三途の川ではなくて天の川を渡って母のところに行きました、といったニュアンスで語っていたのが、今でも胸の中に明るくよみがえる。も〜、永さんったら、確信犯だと思うよ〜

 

子供の頃は七夕に、素麺を食べたかは覚えがないけど、窓辺に笹と一緒に供えた桃をその年初めて食べるのが、食の行事だったな…

今は、子供の頃に較べたら、度肝を抜かれそうなサイズの桃しか売ってなくて…食べきれないので、手を出してない。

 

ほぼ1週間後が東京のお盆だから、お御馳走(精進揚げetc.)と素麺もその時一緒だったと思う。我が家の、一つのカレー皿に山盛りの天ぷらは壮観だった。