明日の昼過ぎに、満月だが…

 

14時には、満月になる…まだ昼間だから見えないが…雲は多いが、今夜のうちに会えるか…

 

昨晩は、まるで忍者のように現れては消え、また現れた。

消える時は、均一な厚くて広範囲な雲の向こう…といった感じで、位置さえわからない。現れる時は、薄めの雲に輪郭ははっきりと、明るく見えた。

多分高さの違う雲が二重にかかっていて、高いほうの雲が速く流れて、それが途切れれば低い雲越しに円い姿が見える。

次の高い雲が流れてくると、カーテンを二重にひいたようにまた見えなくなってしまうのかもしれなかった。

 

もはや、梅雨という範疇(レベル)にない豪雨に日本列島が見舞われている。雨台風といってもいい状況だ。

帯状に雲が流れて、同じ地域に降り続けるため、河も大地も水が飽和状態を超えてしまう。

 

瑞穂の国の日本は、もともとこの鬱陶しい梅雨の降雨次第で、耕作の水の帳尻が合えば、豊かな実りにと導かれた。もうひとつは、降雪がゆっくりと時間をかけて大地を潤した。

 

けれど今世紀では、少雨で渇水のために節水の夏になるか、豪雨で大地ごと流れてしまうか…中庸にぴたりと収まってくれない。我々は、何を省みるべきなのか。