レガシーコードからの脱却、読み終える

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オライリィ刊。

明らかに活字が小さくて、読み難くはあったが、結構細切れに読めたので、実所要時間は同じ厚さのよりも短い。

 

新しく知ったこともあったが、アジャイル等々と喧しくなるずっと前、まだ手続き型の時代、オブジェクト指向なんて言葉も流布していなかった頃に会得したことが所々に読み取れた。

今にして思えば、保守というのではなかったが、新しく作成されていく試作機(たった一台だけ、新しく評価を目的に研究所に納品する)のそれぞれに、容易く適用できるようにと、当時の主任さんが賢くおおまかな仕様を決めて、自分が実装したやり方が網羅されていると思う。

 

制御系だったがスタンドアロンで、今の並列実行までは配慮しない一方、あらゆる入出力装置を自前監視の必要があった。

今でいえば、Javascriptレベルで記述してきたようなことを、その時追加した中間層と、アセンブラでしか当時記述できなかったスーパバイザー層に正しく分配(配分)。

そしてUI(この部分は請負の人たちが担当)とのインタフェース(API)相当の部分を、固定(決定)するとびっくりするほどシンプルかつ堅牢に。

あの主任さん、ただ者ではなかった気がしている…