ムクゲもそろそろ盛りを過ぎ、フヨウが咲き出したよ。

 
タチアオイは既に咲き終わり、ムクゲが次々と咲いては落ち、
とうとうフヨウが大輪の花を、夜の闇の中でも広げている。


よく通りかかってた道に面してる児童公園は、歩道との境目がムクゲの生け垣(?)で、
毎年花芽がつく前に、きちんと四角く刈り込まれ、夏には盛大に綺麗に咲いてたけれど…

この街では、児童公園は積雪期は家庭の雪捨て場になる。
生け垣が搬入に邪魔だという指摘があったのかもしれない。
去年の秋に、全て撤去されてしまった。

なので、今年のムクゲの咲き始めに気づくのが遅れてしまった。

他の児童公園も、生け垣を撤去してしまった場所を幾つか見かけた。
生け垣のメンテナンスになど、もう予算は割けないということだとしたら、寂しい話だ。
それとも、歩道に伸びた枝が邪魔だという、苦情なんだろうか?


梨木香歩の、 僕は、そして僕たちはどう生きるか の中で、
コペルの叔父さん、ノボちゃんのもと隣の家の奥さんの発言を思い出す。

そして、緑を見るとそれを綺麗さっぱり撤去して、もう生えてこないようにと、
コンクリートで固めてしまいたいと考える人も、いるんだというノボちゃんの発言も。