駆け抜けて行った、春…

 

サクラは先月の下旬から、気温の乱高下に翻弄されながらも、順番にバトンタッチをしながら咲いてくれた。

今は、サトザクラのうちのラストランナーが、昨日から今朝のの荒天で、花びらを大地に敷き詰めていた。もう少しゆっくり咲いていたかったんだけど…と、呟いているようだ。

大学でも、医学部のサトザクラのトンネルが一昨日は盛りで、薬学部や理学部のシダレザクラは花吹雪だった。

 

今日は神社の境内と歩道に、惚れ惚れするような桜色のモザイクが、昨晩からの雨で湿って広がり積もっていた。

大学の植物園の北西のすみのウワズミザクラも、各々の樹も年々しっかりしてきて、穂状(アイスキャンディというか、試験管というか…)の白い花が、清楚ながらもきりりと頼もしい。

 

シバザクラオダマキも咲き揃い、チューリップがカラフルに盛りを迎えている。ボタンのマゼンタ色のぽってりとした蕾が、もう少し待ってね!と微笑んでいた。

 

野の花も、ピレネーフウロが咲きだし、カキドオシやヒメオドリコソウ、スミレ、ニリンソウ、そして白花のエンレイソウ…お馴染みのメンバーが揃い踏み。ヒメリュウキンカに今年も会えて、爺ぃも満足できた。