冬の雷鳴、轟く

 

今朝はいっとき、空間を含めて一面を白くした霰が、一段落したあと、空いっぱいに雷鳴が重く長く轟いた。胸(あばら骨?)を震わされて、うっと咳き込みそうな迫力だ。何気なく携帯の時刻を見ると、10時10分just…だった。(クロスオーバー・イレブンふうに…読んでくれ給え)

そのあとも、雨になったり、霙がびしょびしょと…また霰になって暫く路面が真っ白…また雨に融けてぐしゃぐしゃ、と冷たく重いまま湿った空気に満ちている。

路面も場所によっては、黄葉したイチョウの葉と実が墜ちた上に、融けかけの霙…状態。

歩道いっぱいに多量に実が潰れてぬるぬるの場所は、正直なところ怖かった。滑るのも怖いが、あの潰れた実が異臭ごと付いてしまうのは敵わん…

 

気圧が低いせいか、今日はひどく眠くてだるい。しかし、このまま冬眠する訳にはいかんぞ。

そう思い、所謂マイクロスリープしてみても、更に眠くなるばかり。体力が落ちてきたのか…そういえば、ザックが最近どんどん重くなってきた気がする。

子泣き爺ぃにでも入られたかと、背負ったまま手で探ってみる。何の事はない、コートの片方のポケットに、携帯と鍵の束が入って背肩を引っ張っていた。