お盆か…

 

昨日、思いがけず自分の母親の実家のいとこから、郵便が届いていた。

いとこは今、保存食を仕上げる作業をしていて、もう亡い母親が晴れ間を利用して、同じように作業をしていたのを覚えている…と綴られていた。

いとこは故人を思い出してくれたのか…と目を文面から宙にさまよわせた。あぁ、旧盆なのだった。

自分の母親はその姿や、作業していた光景、香り、暑さや風まで、思い出して貰えたのか…

何よりの供養だろう…、生きていた証を思い出して貰えるなんて、有り難い事…と、いとこに心のなかで感謝、それを念じた。