教会のメタセコイア(続き)

 

そういえば、ここ数年何となく樹勢が衰えてきたような…かなり高い樹だし、当然樹齢も…

強風や地震で倒れると危険なので、対策としての伐採かもしれない。万一道路側に倒れれば、道路を塞いでしまうから。

少し奥まっているので、自然落枝なら教会の敷地内だけれど、強風に引き千切られると、歩道に簡単に墜ちる可能性も。

 

先月通りかかった時、何だか あのね… と呼ばれたような気はしたの。本当は久しぶりに幹に触れたいなと、かなり強く感じたけど、敷地に踏み込まないと触れない…

別に、門から数メートルもないし、踏み込んでも咎められないのはわかってたけど…何だかとても気が急いていて、またね〜と…

あの時、もう少しでね…お別れすることになったんだよ… と、呼んでくれたのかな…ごめんね。

 

青空に聳えていたメタセコイア。新しく若木を植えるのか、あの辺りを別の用途にするのか…何せ今の門の中に、立ちはだかるようにあったのは確かだから…でも、やっぱり寂しいね…

 

今日そこを通りかかったのは、メタセコイアが悲鳴に似た叫び声で、力いっぱい呼んでくれたのかもしれない。ごめんね、そして、呼んでくれて本当に有り難う…