目の前で、雪が竜巻状に暫く舞っていた…あれは、何かのシグナル?(その1)

 

昨晩は天気予報通りで、厚い雲に覆われて満月は見えない。一昨日の深夜にわざわざ、ちゃんと逢わせて貰えたんだから、大丈夫だもんっ!

昨晩深夜には雪が小さな、だけど完全な円錐形のきれいな竜巻状に、突然現れた。暫くの間、私のすぐそばで緩やかな軌跡を描いて、呆気にとられるほどに美しく舞った。

勿論立ち尽くし、口をポケっと開けて見入ってしまった。

 

保管荷物を取出しに、深夜の帰りに寄り道した。そこに辿り着くまでは雪は降ったり止んだり…建物に入るのに、ゴソゴソとポンチョを脱いで手提げにむぎゅっと押し込む。

目的の荷物を抱えて、建物の入り口に戻るまで多分5分ほどだったと思う…外を見ると、いつの間にかかなり吹雪き始めていた。

あらら…手提げの下に潜ったポンチョを引っ張り出し、またモゴモゴと被って、手荷物やリュックの位置を調整…

建物の前は、歩道を日中に完全に雪かきをしたらしく、乾いていて雪が静かに覆ってゆく。

さて、と建物を出て歩き出そうとすると、爪先から50cmの辺りで何かがひらりと翻って見えた。へ?…何だろう?

 

ポンチョの裾が風を送った?いや、被る時ならまだしも歩き出しは…無関係だよな。