目の前で、雪が竜巻状に暫く舞っていた…あれは、何かのシグナル?(その2)

 

何だろう?と見入る時間は、自分にはある。忙しい人なら、翻った事さえ目に映らないだろう。メインストリートではなく中通りで、何故か調度、車も通らず人影も全く途絶えていた。

首を傾げて見ていると、あ…気がついてくれた?とでも言うように、はっきりと薄い花紙(飾り付けの花を作る、あの紙)みたいな淡さで、もう一度、でも今度は面をもって翻った。

 

何かなぁ?この時点で、頭の中は園児モード…興味津々…視力が低いのに目はまんまる、お口はポケ〜っである。(多分、誰も見てない…見なかった事にしてっ!)

不意に吹雪いているのとは全く無関係に、細長いタイプの350mlペットボトル位の高さの、完全に一点に収束した逆さまの円錐形に小さな竜巻の形に、粉雪が舞い始めた。

確かに大小取り混ぜて、竜巻状のものは目にすることは多いし、葉っぱだとある程度の大きさでよく目立つ。雪は軽いから小さくても目立つけど、こんなに現れるところから見るのは初めてだし、何だか降ってる雪よりそこだけはるかに細かい粉雪が回ってる。

はて面妖な…まるで夢枕貘の陰陽師の世界に踏み込んでしまったよう…

暫く位置を変えず、今度は高さが50cm位に成長した。