観音の同時を、目の当たりにする。(更に続く)

 
わぁ、ボク卵のサンドイッチ大好き!だけど、ママがアゲグギーだから作って貰えないの。
おばあちゃんは作ってくれるよ。

そうだったのかい…アレルギーだって、自分が食べなきゃいいはずなんだがね…


じゃあ、母さんのおばあちゃんが遊びにきてくれたら、サンドイッチ一緒に作るからね。
ピクニックに絶対いこうね。

指切りまでしていて、見ている方まで嬉しくなる。


あのさぁ、僕もっとお兄ちゃんになるんだよ。
あのね、お母さん、お休みの間おじいちゃんのとこに帰ってたの。
お母さんご飯も食べられなくて、大変だったの。

あぁ、それでお父さんが一人で、お休みの間奮闘してくれたんだね。


僕ね、お父さんに絵本読んで貰って物凄く嬉しかったの。
だからね、僕ね、弟と赤ちゃんにも絵本を読んであげられるようになるんだ。
弟も赤ちゃんも、僕みたいに嬉しくなったら、僕もとっても嬉しい!


なんて素晴らしい感性だ。
稽古ごとで他に抜きん出る必要も、英語が喋れる必要も、全くない。

先生が教育するのでも、親が躾るのでもない。
子供が素直に感じとってくれる行動を、何の作為もなく見せるだけで十分なのだ。