観音の同時を、目の当たりにする。

 
連休があけて、幼稚園か保育園か、何故か保護者なしで、
お迎えバスを待っている様子の三人に出くわす。

帽子に添えられた色が、濃淡は多少あるが同じなので、同い年の同級生(?)らしい。

利発そうな女の子が、お姉さん役らしく、連休はどうしていた、と話を振っている。

小柄な男の子は、お父さんと図書館に行って、絵本をめいっぱい借りてきて、
弟と一緒に、全部読みきかせて貰ったらしい。
その声から、よほど嬉しかったのだろうと、暫し聴き入る。


〇〇くんのお父さん、いつも忙しいもんね。夜も遅くならないと、おうちにこない(帰って?)から。
ずっと一緒にいられて、よかったね~
女の子がニコニコと声をかけると、男の子は本当に嬉しそうに頷く。

それからおやつをお父さんのリュックに、いっぱい詰め込んで、(この身ぶりが可愛かった…)
三回(三日間ということか?)、大学に遊びにも連れていって貰った、と。

どうも、まるるんが気に入っているあの大学らしい。


博物館の話やら、サクラの話…
黄色いのも、白いのも、スミレっていうのも、
えーと、何とかっていう青いのも(エンゴサクのことか)いっぱいあった、と。