あ~っ!かなりまんまるだった、昨夜のお月さま。

 
昨夜、疲れたぜ~ヨロヨロ…と歩いていたら、誰かに呼ばれた気がした。

一応、辺りを見回すけど、誰もいない。

こんな夜道で、私を見分けられるほどの知り合いなどいないし、
だいたい、人間だったら、何か困り事のある人か、さもなければ十中八九、変態野郎である。

ため息と一緒に足元に目を落とす。
と、短い自分の影が、強くおちていた。
うわっ!満月がもうすぐだったっ!と真上の空を見上げた。


やっと気がついてくれた?
まあるい姿で、苦笑していた。

満月の今夜は、全国的に雲の空だからと、ずっと声をかけてくれていたのかもしれなかった。

ありがとうございます。