不思議な巡り合わせ…かも… (その3)

 
今となっては、開店当時の値段の時に、(自分のためにも)伽羅を手にいれて置けばよかった…

店員さんは、心底残念そうに、そう話してくれた。


その時、初めて、あぁこの方はお香のスペシャリストとして、
このコーナーをずっと担当してるんだ、と強く思った。


そういえば、お着物が似合いそうだし、
実際に薫りがするわけではないが、
日溜まりみたいな、和の落ち着きの気配を、確かにまとっていた。


別に知り合いになったとか、そういう訳でもない。
ただ今日、あの店員さんと、
親しく、伽羅と沈香の話をできたことが、
なんだかとても、不思議な、それでいて導かれた、巡り合わせな気がしている。



あぁ、身の回りの何かが、鎮かに(あえてこの字を使いたい)、変わっていこうとしている。

龍さん、そうなのかな?
そうなんだよね?