不思議な巡り合わせ…かも… (その2)

 
高いかといえば、例え15cmでも「正覚」なら…高くないよな。

店員さんが、棚の下から「正覚」や沈香の小サイズの箱を出して見せてくれた。

まぁ、ケチ臭く聞こえるかも知れないけど、更に半分に折って焚いても、至福感は凄いはず。
もともと、テンションの高い至福感ではないはずだけどね。


このコーナーでは、香木(香炉で雲母の上で焚く)も扱っていて、
この百貨店が開店したときには、伽羅も沈香もこの棚に並べてあったんですよ、と。

伽羅は開店当時は\8000でお渡しできたのが、いつの間にか\10000、
次の\15000を越えたら、もう店頭には並べられなくなりました、と寂しそう。


今は、伽羅も沈香も、レッドデータ状態になっているんだとか。

こりゃあ、仮にお金とタイミングが揃って「正覚」をこの手にして…
でも、線香は経年劣化しちゃいますね?とたずねてみた。

いいえ、天然の香木で作ってあるので、温度湿度が通常であれば大丈夫なんですよ。

店員さんは、きっぱり。

少煙や、香りに手を加えたりしたものは、数年で香りが変わるし、
香木以外の原料は、短い間に…
でも「正覚」は変わりません、大丈夫。


(まだ続く)