小鳥さんと、大接近したよ!(その2)
そしたらね、胸からおなかが黄色いコが飛んできて、近くの枝に留まってこちらを観察してる。
そう、平たくいえば、またまた鳥さんに見物されてる、わたしなんだよね。(^O^)……ため息…
わたしには、人間にだけ見えない「わたし動作がトロいから、近寄っても平気だよ~♪」バルーンが上がっているらしい。
ん~?キビタキ♂かしらね?
しかし、喉がものすごく赤い。
図鑑などではオレンジとか、橙色とか書かれていたけど、
スカーレットとは言わないけれど、印鑑の朱肉よりはるかに赤い。
でも、目の上に黄色いラインが入って…やっぱりキビタキだよね?
っていうか、キビタキにこんな距離に大接近されたのは初めてだった。
枝を辿ったり、付近を飛び回ったり、チョロチョロしてる割には遠くには行かない。
そのうち、ちょっと高い枝に移動して、あの一人で何役もこなしながら、啼き始めた。
おぉッ!あの歌声の主は、君だったのね!
そう、まさしくソロというよりは、落語風に独演会だよね。
時間をかけて唄い終わると、また近くの枝にやってきて、
ちょっと得意げなようすで、赤い喉と黄色い胸を見せてから、翔びさった。
うーん、無料コンサートに招待されたわけね。
キビタキくん、サンキュー♪