それだけで甘い、と錯覚できるシナモンのスパイスパウダーブレンド

 
と、まぁ大ぎょうに書いてしまいましたが…
真実ではあっても、確実な再現は難しいかも。


材料は全部、S&Bのプロフェッショナル。
この街では、業務食品を扱ってるお店で、缶入りが簡単に手にはいる。

シナモンパウダーを2カップ
クローブパウダーを大さじ山盛り2杯半位

すでにこの時点で、計量とはとてもいえない状態…
つまり、半といったら大さじすりきりよりちょっと盛上ってる状態…

フェンネルパウダーを大さじ山盛り4杯位
アニスパウダーを大さじ山盛り1杯位(代わりにスターアニスパウダーを使うなら、半分位かな)
カルダモンパウダーを大さじ山盛り2杯位(これは贅沢に使ってる、甘さとは関係ないのでずっと減らすか省略しても)
コリアンダーパウダー(シードのほう、パクチではない!)を大さじ山盛り2杯位

と、例によって適当にブレンドして、パウダーをいれたボトルを振って混ぜ混ぜ。
まずは味見!と、カップに単品をスプーン一杯、お湯をさしてのんだら…
うきゃあぁ!甘いッ!
え?カップに甘味なんて入ってない。…よね?


何度試しても、甘い。
もちろん、飲み下したあとには、口のなかにはスパイスの辛味と、僅かな苦味も。

ど、どうなっちゃったの?

暫くご無沙汰してた、コリアンダーを入れたのと、
缶を開けたてのフェンネルを多めに入れたんだけど…



確かに、私は味より香りで甘味を強く感じる。

砂糖なしで静かに炊きあげた小豆を熱いうちに食べたら、甘くておいしい。
そういったら、おお嘘つき野郎と罵られたことがある。


本物のバニラビーンズを使ったシュークリーム。
作ってくれたひとが、砂糖の分量を間違えた、と謝りながらお裾分けをくれた。
何のなんの、リッチに甘くて感激したこともある。


今回のシナモンパウダーブレンドで、またグラニュー糖は缶の中で古くなっちゃうんだなぁ…
スティックシュガーの紙袋が、そこはかとなく変色してきた。