アショカ王とスリランカ、一瞬でつながった…(その1)

 
この街の中央図書館、中心部から離れてるのが難点。
もちろん、交通ルートは確保されているけどね。

ここの図書館は、平日は20:00まで開いてるので、はるばるでかけた。

確か、以前にここで借りた憶えのあるIT関連の本を探しに。
(絶版になったのか店頭に見つからない…)

総記の棚を目指して、一番奥までトコトコ…
IT関連は、分類が007で、はじっこの方…
手前に、哲学や宗教の棚がある。

仏教の棚のところで、あ~、アショカ王のこと…
そうだ、スリランカの代表の「怨みを以て…」の話も…
などと思いつつ歩いていたら、ふと仏教の南伝の本の背表紙が、スポットを浴びたみたいに飛び込んできた。
え?…

中国、朝鮮、日本と渡ってきたのは北伝。
セイロン(スリランカ)やベトナムビルマ(ミャンマー)、タイ方面のが、南伝。


パコっと開いたページの右端に、「アショーカ王」を含んだ行。
え?え?

さらに、スリランカの章を開けると、
最初にアショカ王スリランカに遣わしたのは、王の弟とも、息子とも言われているんだとか。
え?え?え?…

ちょっとちょっと、偶然過ぎる。なんでこのタイミングで?
本を抱えて、閲覧席に座り込む。

斜め読みしていくと、果たしてあの話が見つかった。


日本を分割統治するのなんて、やめましょう。
そう提言したのは、のちにスリランカ大統領になるジャヤワルデネさん。

その時のスピーチは英語で、

hatred ceases not by hatred but love

憎しみによって、憎しみは消えない、ただ愛によってのみ…
(訳が正しくないかも?…m(__)m…)