政府は沖縄に、どれだけの辛酸をなめさせ続けるつもりなのか

 
政府は、名護市や沖縄県の頭越しに交渉を行いつつ、埋め立て強行を決めている。
既成事実をさっさと作ってしまうつもりだ。


振り返ってみれば、いつも「自分たちに都合のいい既成事実」を作ってしまって、
あとは、相手の意見は馬耳東風、
「丁寧に説明して、ご理解をいただく」といって、
ほんの一握りの粗忽ものが、言ってることはわかったと、寝言でも言おうものなら、
(言語的に理解したのであって、同意したわけでもないのに…)
勝ち誇ったように、「皆さんにご理解頂けた」と大音声でさけんで、
もはや、強行したことに反省はひと欠片もなく、
さらなる自画自賛を繰り返す。

今の政府は、ことにそうだ。


子供の時から、この国を愛すことはできても、
政府は、ずっと嫌いだった。

正しくない手段で、一握りの人間の利益を優先して、
さも自分たちは正しいといい放っていた。
いつも立場の弱い人たちに面倒を押し付け、
適当にお金を押し付けて、口をつぐませて続けてきた。


沖縄振興策は、むしろ戦後から今までの償いでなければならない。
戦後に本土で生まれた私たちにとっては、想像を絶する辛酸を、
私たちに代わって沖縄の方たちは、なめさせられ続けている。
振興策に名を借りた予算が、更なる辛酸の代価であってはならないと思う。


政治はきれいごとだけでは済まされない、それも事実。

だけど、こんな穢いやり方をさらしていて、
「子供の教育」に良いわけないでしょう。
それとも、大人の世界は、こんなに穢いやりかたが正当なんだよと、
子供に教育したいんでしょうか?
ディベートで世の中を回していくのが勝者なんだと、教えたいわけかしら。

少子化より何より、日本の将来を暗くしてるのって、
今の日本政府なのでは?


相変わらず、政治を子供の目で見ていると言われてもしかたない。
だけど、今の政府のやり方は、心底卑劣なやり方にしか見えない。
裸の王様をみたら「あ、王様ったら、裸だよぉ!」といつでも言おう。


かといって、民主党にはもう信は置けない。

連立与党に固執している状態な党にも期待がもてない。
もう、連立与党やめません?支持母体からも批判されてるし、
閣僚のポストと引き換えに、政党としての本質を出せないでいるのなら、本末転倒なのでは?
せめて野党にもどって、政府の異常な点を、妙な駆け引きなしに、
スッパリと斬ってみせてほしいものです。